大正ガラスに揺らめきの風、 旧三井家下鴨別邸

下鴨神社方面へ出かける際に立ち寄るスポットと言えば、糺ノ森(ただすのもり)や鴨川デルタ、出町の飛び石、出町ふたば‥‥
そして、お気に入りSPOTにオススメがもうひとつ。
旧三井家下鴨別邸、そこは、平成28年10月から一般公開されるようになりました。大正時代に建築された風情ある建物が、当時の良い状態を残しながら保存されている京都市の重要文化財です。
門を入り、塀に囲まれた敷地内へ。建物を横目に奥へ進むと受付があります。脱いだ靴は袋に入れて、お庭を散策するとき用に、中まで持って入りましょう。
最初のお部屋で説明を聞いているときから、気になったのはこのガラス窓。揺らめく景色が、kyo・miori サロンのガラス窓と似てる気がして‥‥
揺らめきのガラスは、次のお部屋にもありました。
「明治・大正時代に作られたガラスで、このサイズほど大きなものは、当時の技術では貴重でした。そして、現代ではこのガラスを作る職人さんが無く、新たに作ることはできないため、割れてしまった1枚は、今の時代のものが入っています」と、説明をお聞きしました。
このガラス、明治時代や大正時代に作られた製法のガラスですが、どちらの時代のものも「大正ガラス」と呼ばれるそうです。
お部屋の外に広がる庭、ガラス越しに見ると一幅の絵のような景観が、外に出てみると、京都暮らしと言えど、日常にはない世界。ひと足進むごとに3D映像を4Kで視ているような感覚でした。
あぁ、さすが、三井のお庭です。
そう、三井と言えば、NHKの「あさが来た」でも描かれた広岡浅子さんの生家でもあり、あささん直筆の手紙も展示されていました。
写真を撮っていい箇所と、NGな展示物とありました。撮影OKな分から、私の心の目に残したいものをご紹介します。
実際にご自身でご覧になると、数倍ステキに映ると思いますよ。
受付(出入口)に並んでいたお土産品、記念の御品の中に、こんなものも見つけました。マカロンと金平糖は、友人へのお土産話と共に‥‥
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■旧三井家下鴨別邸 入館料 一般 410円
京都市左京区下鴨宮河町58-2 TEL 075-366-4321
最寄は京阪電車 出町柳駅、京都市バス 出町柳駅、葵橋西詰。
いずれも、下車徒歩約5分
水曜休館日(祝日の場合は翌日)
9:00~16:30受付、17:00閉館
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7月20日~29日に「下鴨神社みたらし祭り」に合わせて開催される「夏の夜間開館」も、興味があります。薄暮から月明かりへと変わるあの景色の中に、佇んでみたい気がします。
17:30~21:00(受付は~20:30)
入館料、ワンドリンク付き 1,000円

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