麦代餅と私の出会いは8年前。京都に住んで間もない頃、食通男子に「あんこの美味しいオススメの和菓子屋さんを教えてください」とお訊ねしたら「中村軒でしょう。京都であんこ好きを自称するなら、一度は麦代餅を食べておくほうがいいですよ」と紹介されました。
麦代餅のあんこは「粒あん」です。銅鍋を使って「おくどさん(かまど)」にクヌギを燃して、じっくりと炊き上げておられるのだとか。
そのアンコのおいしさは‥‥奇をてらうことなく清廉なるあんこだなと思いました。あずきの粒と薄皮の残り具合、甘さの加減‥‥。
黒文字を押し付けて切るときのお餅の弾力。ぷわぷわのお餅に、あんこときな粉の香ばしさが口の中で一体となって、のどの奥に消えていく‥‥。「あぁ、しあわせだな~」と、しみじみします。あんこ好きには、たまりませんね~。
長く愛され親しまれてきた京都の和菓子のひとつ、麦代餅。
桂のお店で職人さんの手で作られ、通年いただけるお餅ですが、その名の由来を調べてみると、きっと今頃からが旬なのかも‥‥と思いました。
◎昔から田植えの頃に、間食として食べられていた麦代餅は、1人に2つが1回分だったそう。中村軒では農作業をしている田畑までお餅を届け、その代金は農繁期が落ち着いてから精算。農家さんが収穫された麦と、中村軒のお餅を物々交換していたことが、麦代餅の名前の由来だそうです。
中村軒の本店、桂のお店に足を運んだのはこれまで3回だけ。あとは、デパ地下で限定販売される麦代餅を買わせていただいてます。
その麦代餅には、通常の大きさとミニがあります。ミニと言っても、いわゆるミニではありません。ひとつで充分満足感が得られる大きさでしょう。
桂の本店では、座敷に上がっていただくこともできます。お赤飯やにゅうめん、白みそ雑煮も絶品でした。
買って帰る分では、白きんつば、生麩餅、さくら餅、うぐいす餅もおいしかったですねぇ~。っておそらく、どれを買っても◎のはず‥‥(^^)
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★ あらためて中村軒のホームページを見ていたら、マサコ奥さんが書いておられる「京のおかし歳時記」が200回を数えたと!
★ 200回記念の「いちじくジャム半額キャンペーン」、まだやってるかなぁ?
★ これからの季節、かき氷も食べに行きたいですね~(^^)
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■御菓子司 中村軒
京都市西京区桂浅原町61 075-381-2650 水曜定休(祝日は営業)
下記のデパ地下でも麦代餅ミニ3個入を税込660円で購入できます。※数量限定
■大丸 京都店/水曜日を除く、木~火曜日の販売
■京都タカシマヤ/毎週木曜日と日曜日のみ
■京都伊勢丹/毎週木曜日と日曜日のみ