あうんの虎と鞍馬温泉

2017年がスタートしました。今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

皆さまは、どんなお正月を過ごされましたか?
正月三ヶ日は近くの「御金神社」の行列が、すごいことになっていました。
きっと、みんな「金の財布」ねらいね‥‥ と思いつつも、私は「護王神社」と「高松神明神社」「上賀茂神社」の3社をお参りしました。

そして今年は、念願の「あうんの虎」を授与されるべく、鞍馬山への初まいりを決行。
「心身ともに健全に」「皆さまにも幸多き年に」と願いながら、鞍馬天狗や牛若丸でお馴染みの山道を登ってきました。
http://www.kuramadera.or.jp/index.html

最初の仁王門を入ったあたりで愛山費 300円を納め、足腰に自信のない方は杖を借りて、いざ出発! 階段と山道を20~30分ほど登ります。
かつて清少納言が「枕草子」の一節に「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記した山道ですから、登る自信がない方には鞍馬山ケーブルカーもあります。
登り、下り、いずれも片道200円で利用できます。
http://www.kuramadera.or.jp/nyuzan.html

実は、この御山に登るのは2度目です。前に登った記憶から、なんとかなると登り始め、老若男女&外国人に混じって山頂を制覇しました。
(息がどんどん上がってきた頃、ちょうど良いあたりにベンチがあります)

おそらく自分の足で登ったときと、ケーブルカーで登ったときとでは、景色の見え方が違うような気がします。精霊が宿るような大小の樹木の間を歩いているうちに、煩悩が浄化されるように思うのです。

登る途中にも、火の神さまやお稲荷さんなど幾つかのお参りSPOTがあります。
心静かに掌を合わせてくださいね~(^^)
鞍馬寺の年中行事はコチラ http://www.kuramadera.or.jp/gyouji.html


鞍馬寺の本殿入口の両側には、お寺だけど狛犬のお役の虎がいます。
通称「狛虎/こまとら」、これが「あうんの虎」の本姿です。
向かって右が口を開いた「阿吽のア」、向かって左が口を閉じた「阿吽のウン」、こわい顔でにらんでいます。本殿に上がり、お参りを済ませたら、ようやく念願の「あうんの虎」さんたちとご対面。
正月(1月)のみ授与される狛虎には「魔除け」の意味があります。
家々の玄関に置いて、悪霊や悪い運気を中に入れないよう守ってもらうのです。

ね、なかなかチャーミングでしょう~(^^)
鞍馬寺の狛虎は睨みを利かせてるけど、この「あうんの虎」さんたちは、ちっともこわくなくて、眺めるたびにやさしい気持ちにさせてくれるのです。もしかすると、「お帰りなさい」と出迎えてくれ、外で抱えた邪気を振り払ってくれる家庭円満の虎かもしれません。あくまで想像です。(^^)

かつて、京都の名家をお訪ねした際に玄関で見て以来ずっと、自分のところにも置きたかったのです(^d^)(#v#)
ようこそ寅吉くん、寅滋くん!(勝手に命名)これから1年、よろしくネ♪

と、うれしい参拝を済ませ、下山も歩きで降りました。
登るときより、アッという間に着きますから、体力に自信のある方はぜひ、ベタ靴で行って登り下りしてくださいね~!

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鞍馬寺近くにある露天風呂「鞍馬温泉」

鞍馬寺入口から歩いて15分くらいのところにある山間の温泉です。
鞍馬駅や鞍馬寺入口あたりから無料送迎バスが利用できます。
送迎バスも入湯も、予約ナシで大丈夫みたいでした。

ゆっくり楽しみたい方は日帰りコース(2,500円)を、手軽に済ませるなら露天風呂(1,000円)だけのコースがありました。
冬の時期は10:00~20:00に利用できます。

正月の露天風呂は、少し寒かったです。混浴ではありません。
山からサルがおりてきて、一緒に入るのが似合いそうな温泉 ♨
師走に入った有馬温泉より客層が若く、お子さま連れや外国人もおられました。春、夏、秋が気持ち良さそうに思います。
併設のお食事処では、この時期、ぼたん鍋もいただけます。

天然硫黄温泉 露天風呂 くらまおんせん 峰麓湯
TEL 075-741-2131 http://www.kurama-onsen.co.jp/

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